高知工科大学 武道場新築工事

概要

所在地 高知県香美市
延床面積 1,184㎡
構造・規模 RC造 地上2階
用途 学校(体育施設・武道場・部室等)
種別 新築
業務期間 2010年10月~2012年3月

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◆プロジェクトの特徴
高知工科大学は、教育の特色として「文武両道」を掲げており、スポーツを通じての交流の場として、集団活動による教育の場としてスポーツ施設の充実を図っている。
その一環として既存体育館に併設する武道場・弓道場・卓球場と部室等を整備する武道場新築事業に取り組みました。
・設計者は、デザイン賞等も受賞された、学内建築意匠系の准教授
・県発注工事の入札で不調・不落が相次ぐ中で、入札不調の回避
上記の条件の中、【発注契約段階】で発注代行業務と【工事施工段階】で工事監理業務を担当させて頂きました。

◆業務概要

発注業務においてはコストの透明性の確保と公平な施工者選定を工事監理業務においては施工品質確保と適正な出来高管理を求められました。

■CM業務
・見積合わせによる公平な施工者選定方式の策定
・施工者の募集要項および見積要項書の作成
・工事見積書の精査およびヒアリング
・VE提案と発注金額折衝
・発注における公平性・透明性・アカウンタビリティの確保

■工事監理業務
・お客様の要望する工事品質基準の確保と見える化
・施工品質監理要領書の策定・周知
・施工品質管理記録表・管理表の作成
・工事進捗管理と工事出来高管理

◆プロジェクトでの主な役割・機能
・プロジェクト運営支援機能
・人的補完機能
担当部署(施設管理部)のうち本事業担当は1名体制。お客様の代理として、専⾨技術をCMRで補完し、見積合わせでは、お客様(発注者)代行として、施工業者公募から工事発注金額折衝までの業務を担いました。

施工段階では、お客様(設計者)代行として、工事監理業務を担いました。

・説明責任支援機能
入札、コストの透明性確保と工事品質の確保の両立を行うために、CM方式を導入されました。

見積合わせにおいて、CMR作成の「内訳明細書」により施工会社各社の見積を取得し、同一条件により施工者選定の公平性・透明性・アカウンタビリティを確保しました。

・価格妥当性検証機能
CMR独自の建設市場調査データに基づき予定価格を算定しました。

「見積内容確認書」により各社の見積精査・ヒアリング・VE提案を実施し、コストの透明性・客観性を確保しました。
その結果、実勢ベースの適正価格に基づき、不調もなく、スムーズに施工者が決定することができました。

・品質妥当性検証機能
過去の建物で引き渡し後に発生する品質問題の原因究明が課題でした。
施工中の検査履歴に対応できる品質確保・品質向上の仕組み作りを策定しました。
専門業者・元請工事業者・工事監理者・お客様の検査帳票を「施工品質管理表」「管理記録表」により数値記録とし、施工段階での品質検査のトレーサビリティが確保できました。
以降の施工案件でも、お客様の品質検証方法の基準となりました。

・工程妥当性検証機能
大学案内のHPに掲載されるため、年度末完工が必須条件でした。
関係者が実施すべき手続きを整理し、役割に応じた作業分担を明確にしました。
工事準備段階で着工が1か月遅延しましたが、CMRがフレキシブルに対処し、当初予定どおり完工しました。

◆業務効果、お客様の声・評価
お客様側の構想を設計・施工者に専門的に伝えることができ、CM方式活用は効果的でした。
事業費厳守の計画でしたが、お客様が事業者として適正な施工費用がどの程度なのか把握でき、CMRを活用することで公明正大な施工者選定と説明責任を果たすことができました。
施工段階でCMRから提案された、数値化した「施工品質管理表」と「管理記録表」は、今後の工事案件でも施工品質トレーサビリティの確保に有効と思われます。