高知工科大学 国際交流会館新築工事

概要

所在地 高知県香美市
延床面積 2,394㎡
構造・規模 RC造 地上4階
用途 学校
種別 新築
業務期間 2011年11月~2012年5月

カテゴリー:

◆プロジェクトの特徴

大学の国際化に伴う留学生の受け入れと国際交流を目的に、世界的な景観賞を受賞した他の建築物と調和するデザイン及び高品質な材料や工法を取り入れて実施した、
留学生用宿舎と国際交流施設を有した国際交流会館新築事業。
・留学生受け入れ施設の為、完工スケジュールの厳守
・県発注工事の入札で不調・不落が相次ぐ中で、入札不調の回避という条件の中、
【設計者選定段階(プロポーザル)】 【基本設計段階】【実施設計段階】【施工者選定・入札段階】【発注・契約段階】【施工段階】 の各フェーズでCMを担当させて頂きました。
『CM選奨2015』受賞業務

◆業務概要

設計プロポーザルにおける、相違する提案内容に対する、公明正大な設計者選定方法の策定と施工品質管理の見える化を求められました。
■CM業務
・設計と施工の分離発注形式の策定
・マスタースケジュールの策定
・設計者プロポーザルの募集要項および設計仕様書の作成
・相違する提案内容に対する総合評価方法の策定
・公明正大な評価方法の策定および技術的審査支援
・予算を考慮した工事発注計画の策定および発注仕様書作成
・県内施工業者の受注環境リサーチ
・公平性・透明性の確保
・請負契約における透明性の確保および見積金額の妥当性検証
・VE提案書作成による不調不落時のスケジュール短縮準備
・施工スケジュール案の確認
・施工者選定支援
・工事品質管理の見える化とトレーサビリティの確保

◆プロジェクトでの主な役割・機能

・プロジェクト運営支援機能
・人的補完機能
担当部署(施設管理部)のうち本事業担当は1名体制。お客様(事業者)の代理として、専⾨技術をCMRで補完。
設計プロポーザルでは、お客様(発注者)が主としてデザインを、CMRが主としてコストチェック担いました。
・説明責任支援機能
入札、コストの透明性確保と品質の確保の両立を行うために、CM方式を導入されました。
設計プロポーザルにおいて、相違する提案内容の審査・評価結果の数値化を行いました。
CMRが作成した説明資料により、設計者・施工者選定時の透明性・アカウンタビリティを確保できました。
・価格妥当性検証機能
意匠が重視される建築で、意匠の反映による金額とのバランスの認識が必要なプロジェクトにおいて、CMR独自の建設市場調査データに基づく単価積算を実施し、予定価格を算定しました。
結果、実勢ベースの適正価格に基づき、不調もなく、スムーズに施工者が決定することができました。
また、設計段階でCMRのVE提案、施工段階で各業者からのVE起案環境を創出しコスト削減できました。
・品質妥当性検証機能
施工中の検査履歴に対応できる品質確保・品質向上の仕組み作りが課題でした。
工事監理者からの結果報告を受けるのではなく、現場で起った課題と解決方法をCMRが常に把握しました。
同様な課題が生じない様、リスクマネジメントを行い指導したことにより施工品質が向上しました。
結果、施工時の品質検査のトレーサビリティ確保できました。
・工程妥当性検証機能
キャンパス内に多国籍の留学生を受け入れるため、留学生の入居時期に合わせた完工が必須条件でした。
関係者が実施すべき手続きを整理し、役割に応じた作業分担を明確にしました。
設計期間は延長しましたが、入札準備期間短縮などCMRがフレキシブルに対処し、当初の予定どおり完工しました。

◆業務効果、お客様の声・評価

お客様側の構想を設計・施工者に専門的に伝えることができない場合のCM方式活用が効果的。
事業費ありきで実施する場合には、お客様が事業者として適正な施工費用がどの程度なのか把握しておくことが効果的であり、それを独自にできるCMRを活用することが必要と思われます。
設計者、施工者、事業者としてのお客様の『三方良し』実現のための調整役としてCMRは有効と思われます。