プロジェクト［学校CM活用事例］学校法人樟蔭学園長期修繕計画

歴史ある学園における新旧建物群の現状把握と、以後の適切な整備の基礎となる修繕計画の立案

お客様は大学、中学、高校、幼稚園を運営する1917年設立の歴史ある私立学校法人です。

今回は、お客様が所有する、築51年から築4年と”新旧混在”の全14施設の中長期修繕計画作成業務です。これまで修繕や改修に関しては、壊れてからや不具合があってからの事後対応が主でしたが、今後はより計画性をもって維持保全していきたいという思いからアクアに相談がありました。老朽化している建物もあるため、今後、施設整備計画を推進するための一助としたいとのご意向でした。また、現在起きている防水、外壁、内容等の不具合に関し調査し、20年後まで使用可能かどうかについて助言も欲しいとことでした。

全施設現地調査、図面や修繕履歴の確認、管財課様やビルメンテナンス業者様へのヒアリングを経て、建築、電気、空調、衛生、搬送設備を網羅した修繕計画を作成しました。築年数がまちまちであったので過去の修繕履歴には特に注意し、各施設の現状を正確に把握するよう努めました。最終的にはお客様の経営層にご説明する必要があったため、各施設の劣化状況が一目でわかるよう配慮すると共に、全施設の集計グラフや大学、中高、幼稚園毎の集計グラフも作成し、いつどのようなコストが掛かってくるのかを分かりやすく表現しました。また、特に劣化している個所については写真付きの報告書も作成することで説得力のある資料となるよう配慮しました。