全施設のライフサイクルコストの見える化を広範囲且つ高精度に実現

東京スカイツリー(電波塔・展望施設)を中心に商業施設(ショッピングセンター)、プラネタリウム(ドームシアター)、水族館、オフィス、教育関連施設などから構成される複合施設、「東京スカイツリータウン」も竣工後3年を経過し、以後適切に運用していくにあたり、いつどんな修繕更新工事が発生し、どの程度の費用が掛かるのかを精度をあげて把握することになりました。
そこでアクアへ中長期修繕計画の作成の依頼がありました。同施設は、共同所有者間において資産区分や管理区分が詳細に定められているため、全ての項目をその区分ごとに金額計上する仕組みの構築が課題でした。

アクアは建築、電気設備、空調設備、衛生設備、防災設備はもちろんのこと、IT設備やソファなどの家具に至るまで、修繕更新工事が発生するすべての工種を網羅し、費用負担区分も明確に設定した中長期修繕計画を作成し、LCC(ライフサイクルコスト)の可視化を達成しました。
更に、LCCの縮減も課題に挙がったため、アクアが携わる他の施設における維持管理事例を参考にし、支障のない範囲での更新時期の延長や、修繕項目の調整を行うことで全体のLCCの削減を図った「削減案」も作成することでお客様の要望にお応えしました。

プロジェクト概要

所在地延床面積構造・規模用途種別
東京都墨田区229,728 ㎡S造 SRC造 RC造 地上31階 地下3階商業施設、事務所既存

アクアが担当した業務段階

企画設計

基本計画

基本設計

実施設計

施工