特別養護老人ホームの移転新築プロジェクトを日鉄興和不動産との「共同CMr」としてトータルサポート

本プロジェクトは、高尾の山々に囲まれた場所に位置する『特別養護老人ホーム清明園』の老朽化に伴う移転新築計画です。移転先は既存入居者に配慮し、1km程離れた同じく八王子市内の、高尾山登山口に程近い自然豊かな土地に決定されました。

お客様である社会福祉法人清明会にとって、CM活用は初めてでしたが、CMrが参画することにより、第三者の客観的視点からコスト・品質の適正化が図られると共に円滑なプロジェクト運営が可能となることを期待されていました。また、CM業務は日鉄興和不動産からのご依頼のもと、アクアとの”共同CMr”で実施するというスキームであったことも本プロジェクトの特徴です。

特別養護老人ホームの移転新築事業は公的財源による補助事業となる為、補助金手続きや一般競争入札による施工者選定など、民間プロジェクトと比べ様々な制約条件がありましたが、日鉄興和不動産の大手不動産デベロッパーとしての多角的な視点と、アクアの技術力且つ長年培った様々なノウハウが組み合わされ、円滑にプロジェクトを進めることが出来ました。

本プロジェクトでは基本計画段階から竣工まで一貫したCM業務を受託し、お客様をサポートしました。

計画初期段階では大幅な予算超過が想定されたため、工事費予算と補助金上限額及び補助内容を踏まえ、施設構成、規模、プランに関して最大限の合理化を実施することが出来ました。
実施設計終了後の一般競争入札による施工者選定の為、設計段階による工事費算出及びコストコントロールはCMrにて実施しました。

着工後もお客様が不安を感じたり、分からなかったりする部分について、CMrが耳を傾け、丁寧に説明を行うことで安心感・納得感を持ってプロジェクトを進められるように注力しました。
CMrが第三者として客観的な視点を持ちつつ、お客様の立場に立ち、寄り添うことで総合的にプロジェクト推進を支援致しました。

プロジェクト概要

所在地延床面積構造・規模用途種別
埼玉県羽生市24,997.9㎡S造 地上3階物流倉庫新築

アクアが担当した業務段階

企画設計

維持管理