プロジェクト[商業施設CM活用事例]HULIC &New UDAGAWA

計画初期段階から工事請負契約締結まで一貫して建築計画・建設コストをマネジメントし、最適化を達成

ヒューリック株式会社

計画初期段階から工事請負契約締結まで一貫して建築計画・建設コストをマネジメントし、最適化を達成

渋谷・センター街に面する地上12階/地下1階建ての商業施設の建設プロジェクトです。
アクアは計画の初期段階から工事契約合意に至るまで、建築計画やコストの妥当性の検証を一貫してサポート致しました。

お客様の事業予算と基本計画段階での工事見積金額に大きな乖離があることから、プロジェクトへ参画することになりました。プロジェクト参入時における施工者からの工事見積金額が目標金額よりも3割程度高額であったことから、計画の成功達成に向け、コンセプトやデザインの核となる部分を踏襲した上で、建設コストを最適化するための様々な提案を行いました。

アクアが施工者の概算工事費を分析した結果、特に高コスト要因となっていた「曲線の平面計画」と「外装全面カーテンウォール」に関し、代替案を設計者とともに検討し、大幅なコスト削減をサポートしました。
当初、全面曲線での平面計画でしたが、特に重要なファサードのみ曲面形とし、その他の側面部分などを直線の平面形としました。それに合わせ、カーテンウォールの範囲を限定することで、サッシ面積を6割程度まで縮減させることができました。また、スチール特注品からアルミ既製品に仕様変更する提案も行い、大幅なコスト削減ができました。

多くの人で賑わう繁華街での工事のため、施工時間の一部制約や通行人等の安全性確保などの難易度の高い施工計画が要求される中、仮設工事も高コスト要因となっており、工事費縮減の大きな課題でもありました。この課題に対しては、基本設計段階で施工手順も踏まえて計画検証を行い、アクアと設計者、施工者の協同で施工計画の最適化を行いました。これらの働きかけにより、工事費予算との乖離を大幅に縮小することができました。
実施設計段階においては、アクアも定例会議に参加し、お客様と施工者が同じ目標に向かってコストの妥当性検証・協議を続けることができました。商品性、品質、コストのバランスを考慮した様々な提案を行い且つ取りまとめることでお客様が希望するデザイン・品質の設計成果物と、目標とする工事費予算内での工事請負契約締結が実現できました。

プロジェクト概要

所在地
東京都渋谷区
延床⾯積
3,534㎡
構造・規模
S造 地上12階 地下1階
用途
商業施設
種別
新築

アクアが担当した業務段階

  • 企画設計
  • 基本計画
  • 基本設計
  • 実施設計
  • 施 工
  • 維持管理

お客様の声

基本設計完了時でのゼネコン提示金額が事業予算と大きく乖離していたことがきっかけで、お声がけさせていただきました。
単価や数量の査定、VE/CD提案のみならず、設計会議に毎回ご参加いただき、与件の整理や進捗に合わせたコストコントロールのための的確なアドバイスをいただくことで、最終的に目標金額に着地することができました。

ヒューリック株式会社 ご担当者様

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